【小児科】子どもの虫除けについて
当院初めての方へ
当院には小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医が在籍しています。
小児から大人まで一貫したアレルギー診療が可能です。
高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。
呼吸器専門医が複数在籍していることにより、呼吸器に関する専門性が高い診療が可能です。
在籍医師は育児中の女性医師です。お気軽にご相談ください。
「虫除け」について
前回(あせも)、前々回(紫外線)と小児の皮膚に関してお伝えして参りましたが、今回も皮膚関連・・。「虫除け」についてです!
夏休みも近づき、夏の旅行の計画を立てている方も多いかと思いますが、虫除け対策もしっかりしていきましょう。
体温の高い子どもは蚊に刺されやすく、また、アレルギー反応などでひどく腫れ上がってしまう事も多く、掻きこわしてしまう事で「とびひ」になってしまう事もあります。
何は無くとも、虫に刺されないように予防する事が一番大事!!
草むらや水場、海や山などでのアウトドアなど、虫が多くいる所で遊ぶ時は長袖・長ズボンで肌を露出させない事が一番です!とは言っても、暑くて半袖、半ズボンになる事もあるだろうし、プールや海では難しいですね。ですので、衣類で防御できない場合には虫除け剤を使用して頂くのが重要です。
主な虫除け成分としては「ディート」と「イカジリン」が挙げられます。
ディート
- 20年以上前から日本でも使用されてきた主成分。
- 製品により含有濃度が異なる。濃度により持続時間が異なる。
- 10%濃度のもので約2時間、30%濃度のもので約5時間の持続時間。
- 2016年より日本でも30%ディート含有製品が発売された。
- 蚊、ブヨ、アブ、マダニ、イエダニ、南京虫、ノミ、ツツガムシ、ヒルに効果あり。
- プラスチック、革製品、化学繊維を腐食する事がある。
<子ども(12歳未満)に使用する場合、保護者などの監督下で以下の回数を目安に使用する。>
顔や、舐めてしまうような手には使用しない
- 6ヶ月未満の乳児・・・使用しない
- 6ヶ月以上・・・1日1回
- 2歳以上12歳未満・・・1日1〜3回
- 日本では12歳未満へは30%の濃度のものは使用禁止とされています。
- アメリカでは生後2ヶ月以上であれば、30%の濃度までは使用可能とされています。(アメリカ小児科学会(AAP)
イカリジン
- 2015年より日本で販売。
- 日本では15%が最高含有濃度。(イカリジン15%のものがディート30%のものと同等効果)
- 小児への使用制限なく、顔も含めて使用できる。
- 蚊、ブヨ、アブ、マダニへの効果のみと、効果のある虫の種類が限られる。
- ディートと同様の効果があり、皮膚への刺激が少ない。
使い分けは?
以上のことから、肌の弱い方や、乳児には国内での通常の虫除けではイカリジンの含まれる虫除けが使い易いかと思います。しかし、イカリジンはイエダニや南京虫、ヒルなどへの忌避効果はありませんので、山の中でのキャンプや熱帯地域など、そのような虫がいるような場所へ行かれる場合にはディート含有の虫除け剤を使って頂くのが良いでしょう。
ナチュラル成分の中では唯一、ユーカリ油(レモンユーカリ油)はアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が虫除け剤として推奨しており、10%程度のディートと同様の虫除け効果があるとしていますが、ユーカリ油に含まれるシネオールという成分が呼吸や神経への問題を引き起こす可能性があるとして、3歳未満へは使用しないように注意喚起しています。
日焼け止めを使う場合
最初に日焼け止めを塗って、よく乾かしてから、その後に虫除けを使用して下さい。虫除けと日焼け止めが一剤にミックスになっているものは、一見便利に見えますが、日焼け止めの効果が薄れるとして、使用は勧められていません。
蚊の対策は?
家庭でも、蚊が発生しないような対策をしていただくのが重要です。
雨水などが溜まりやすい古タイヤや植木鉢の受け皿など、水が溜まる所に蚊が卵を産んでボウフラが発生します。蚊を減らすためには水中のボウフラを退治するほうが効果的です。
東京都では6月を「蚊の発生防止強化月間」として各地でキャンペーンなどをしています。
感染症の流行の報告は?
ここ数年、デング熱やジカ熱、日本脳炎など、蚊が媒介する感染症の流行が多く報告されています。
これらの感染症はかかってしまうと特効薬はありませんので、蚊に刺されないようにする事が一番重要です(日本脳炎の場合には予防接種が効果的で重要です)。
お子様だけでなく、家族みんなで日頃から虫除け対策をしっかりしていきたいですね。
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